経営理念やミッションという「軸」が、治療を予防に、消火を防火に変える

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。

 

私はかれこれ10年近く、メディアを使って商売の話題を発信し続けています。

集客のこと、販促のこと、接客対応のこと、リピート促進のこと、従業員教育のこと、ミッション経営のこと。

最初はメルマガで、今はこうして自前のサイトやSNSを経由して、事例やシモネタ(笑)を交えながら書いてきました。

 

お客様に選ばれる商売の条件

こう言っちゃあ身も蓋もありませんが、いろいろ書いてる割りには、話の根っこになる部分がほとんど変わりません(笑)

事例やシモネタや妄想で枝葉を描いているだけで、要点としてはたいてい以下のどれかに当てはまります。

・慣例や既成概念を鵜呑みにせず、商売の全工程を精査する
・集客・販促から、リピーター育成までの流れを仕組み化する
・来店したお客様が再び訪れる為に、売り手が出来る事をすべて行う
・経営者の想いをミッションに掲げ、従業員が経営理念を軸に機能する組織を育てる
・お客様に愛されることで、自走する従業員が育つ現場の仕組みを作り、喜楽に溢れる商売を行なう

あらためて整理してみると、自分でもビックリするくらい項目も少ないというね(笑)

 

ただ、これらはすべて、中小・個人事業主の方々には大切なことばかりです。

私達商売人が「人」と「金」という限りある資産を最も有効に活用して、お客様を集めリピートにつなげる、その為に必要な原則だからです。

 

たとえば、商売をしていると悩みや問題が必ず出てきますよね。

・チラシの反応を良くしたい
・リピーターを増やしたい
・アルバイトが続かない
・クレームを減らしたい
・従業員に接客のプロとしての自覚を持たせたい

それぞれの答えは決して一つではありませんので、外に答えを求めれば様々なアイディアやノウハウが返ってくると思います。

売り上げを伸ばしたいという悩みなら、新規顧客の獲得でも、既存顧客の来店頻度アップでも、客単価のアップでも、営業時間の延長でも解決できるのと同じです。

 

しかしこれは、問題が発生したから対処したというだけのことで、根本的な経営問題が解決したというわけではありません。

・風邪をひいたからパブロン
・足を擦りむいたからマキロン
・ぎっくり腰になったからコルセット

やってる事はこれと同じ、出現した症状に対応しただけなんですね。

 

経営理念やミッションという、商売の「軸」

私達商売人にとって一番大切なモノは、パブロンやマキロンを手に入れることではありません。

パブロンやマキロンを「必要としない」商売を手に入れることです。

「風邪ひいた時はパブロン飲んだらええんやな」というノウハウや対処療法を手に入れることではなく、「風邪をひかない強い身体を作る」という生活習慣を手に入れることです。

今月の売り上げを確保して見せる為だけに、クーポン券を撒き続ける生活を二年間続けることではなく、二年後にはクーポンを撒かなくても集客できる店舗運営を実現する為に日々の商売を行なうことです。

商売人として必要な意識と価値観を改革し、自分が理想とする商売のあり方を持ち、その為に必要なアクションを粛々と行うこと、それこそが私達商売人がまず最初に手に入れるべき「商売の軸」になるわけです。

 

生活習慣を改善しても予期せぬ体調不良は必ず起こりますし、時にはパブロンもマキロンも必要になる局面があるでしょう。

その時は飲みましょうパブロン、塗りましょうマキロン(笑)

しかしその対処療法は、たまたま今発生している問題に対して有効というだけで、次に似た症状が出たとしても同じ効果は出ないという事実は理解しておきましょう。

具体的なノウハウや知識は確かに必要なモノですが、それらの多くには「旬」があり、効果が出る期間やシチュエーションも限定的で、あなたの商売を永遠にサポートしてくれるものではありません。

そもそもその薬は病気を根治させるのか、それともただ症状を抑えているだけなのかを見極める力も必要になってきます。

 

「ひと」の想いが、商売のすべて

治療ではなく予防、消火ではなく防火、リアクションではなくアクション。

枝葉で起こる現象に振り回されない為にも、まずはあなたの商売にとっての「軸」となる、経営理念やミッションについて考えてみましょう。

お客様も従業員も、あなたと同じ「ひと」だという事実を認識した上で理念やミッションを膨らませると、不思議なもので彼らを喜ばせたいという気持ちしか浮かばなくなります(笑)

その先に見えてくる原理・原則が、喜楽に溢れる商売「仕組み」を生むわけですね。