「広さ」では無く「狭さ」

「インターネットにお店を持つって事はねェ、世界中の人間をお客様に出来るって事なンすよォ!」

多分このフレーズが20世紀最後に広げられた「大風呂敷」です(笑)

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。

間口が広がると可能性が高まる、と期待に胸を膨らませる気持ちはわかります。

老人から子供まで、男女兼用、フリーサイズ、鍋はじめました、新商品販売します、何でも売ってます、誰にでも似合います、いろんな広げ方がありますよね。

間口を広げるというのは、理屈の上では「お客様になり得る対象が増える」という事になりますが、実際にはそれ程単純な話でもありません。

「日本人の主食はお米やから、米屋をすれば一億三千万人がお客様の候補になるやんなぁ」

だからなりませんって(笑)

間口を広げ、分母を増やす表現に走ると、その代償として、ターゲットへのピントはどんどんボケていきます。

これは消費者から見ると、どんどん「自分の事だ!」と感じ難い表現になっていくという事でもあります。

モノは世の中に溢れています。

サービスも同じくらい溢れています、何なら漏れ出ているくらいです。

ちょっと大きなくくりで見れば、オンリー・ワン商品もオンリー・ユー・サービスも存在しない、競合商品や類似サービスで地球はパッツンパツンに膨れ上がっています。

モノ余りと言われる今の環境に置かれたお客様には、「モノそのもの」を選ぶ前の段階、「モノを選ぶ基準」を提示してあげる事が必要です。

私が求めていたモノかも、と気付く事で売れ出す時代になっています。

「そうそう、俺が欲しかったんは正にこういうヤツなんよ!」

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「これって今の私にピッタリやんか」

お客様にこう感じさせたモノが、選ばれ売れていくんです。

間口の「広さ」を提示する事で得られる商品価値はどんどん尻すぼみになっています、モノに溢れ個人化が進んだ今のお客様が反応するのは「狭さ」や「深さ」なんです。

街中で見かけた知人を振り向かせる時は相手の名前を呼びますよね、「お~い、人間」とは言わないはずです(笑)

競合商品が存在するのは当たり前、その中から「私の為の商品」だと感じてもらう為には、誰に向けて何をどう語り掛ければいいのかを考えてみましょう。

で、今日のリンク先のマウスは売れるのかというと…

少なくとも私の妻は買わないと思います(笑)

思いっきりターゲットを主婦に絞り込んだマウスのコンセプトデザインdailynewsagency.com

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