チラシ配りと接客に共通して求められる技術と視点

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どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。

駅前でチラシやティッシュ、クーポン券などを配っている人に出会った事があると思います。

おそらく一度はご自身でそれを受け取った事があるでしょうし、お店で働いているなら配布する立場の人もいらっしゃるでしょう。

ちなみに、私が初めてチラシを配る経験をしたのは大学生の時です。

学園祭の実行委員だった私は、昼休みのキャンパス前でイベントのビラ撒きをしていました。

もうねぇ、そこそこヘコむわけです(笑)最初は受け取ってもらえなくて。

自分だってそれまで散々そういうのを無視してましたんで、百発百中で受け取ってもらえるなんて考えてはいませんでしたが、実際に元気よく「お願いしま~す!」と言いながらビラを差し出してもスルーされる現実に直面すると「うそぉ~~ん!?」って気持ちになります(笑)

目次

 チラシを受け取ってもらえる人と、手渡そうとしてもスルーされる人の違い

さて、チラシ配りを遠巻きに観察しているとよくわかるんですが、面白い事に、配布する人によって受け取ってもらえる比率がまったく違います。

結構な比率で受け取ってもらえる人がいる一方で、そりゃもうガンガンにスルーされてる人もいるわけです。

その日の集客をテコ入れする目的でクーポン配りなどをするお店にとっては、下手な人が配ってしまうと当日の売り上げを左右する大問題になりますよね、この違いは何でしょう。

チラシ配ってる人が好みのタイプじゃないとか電車に乗ろうと必死だとか、どうしようもない理由による差は今回無視するとして(笑)スルーされる事が多い人に共通する行動は、だいたい以下の通りです。

・通行者が直進する動線から立ち位置が離れ過ぎている(感覚としては30センチ以上)

・体を、向かってくる通行者のほうに向けていない(手渡しするポイントに体が向いてしまっているので、そこに向かっている通行者から見たら配布者の顔と体側面が主に見えてる)

・お願いします的な声掛けが終了するタイミングと、手渡しする動作のタイミングが合ってない

・声の張りやボリュームに、元気さやハツラツ感が無い

・何を、何故配っているのか、受け取るとどういうメリットがあるのかを一切伝えず、お願いしますしか言わない

・ひどい人はそれすら言わない(笑)

・通行者の表情を見ていない

・笑顔で配ってないので、もらって欲しそうに見えない、やらされてる感満点

・動作がキビキビしてないので、ちょい不気味

・歩いてくる通行者を正面近くから迎えるようにではなく、通り過ぎる最接近ポイントで手渡ししようとしてるので、通行者から見ると手が横からヒョイっと伸びてくるようで気持ち悪い

・手渡しの成否を問わず、ありがとうございます、またお願いします、を言わない

・何人か連続で通る時に、チラシを渡す人と渡さない人の選び方と声のかけ方がテンパッててガチャガチャ

・一歩も動かない

・受け取る事を嫌がってると分かる人にも配ろうとしている

ざっと書き出したんで、まだあるような気はしますが、だいたいこんなところだと思います。

上記の項目をつぶしていけば、間違いなくチラシ配布の成功率は上がりますので、必要な方はぜひ参考にして頂ければと思います。

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 チラシ配りと接客に求められる技術は同じ

さてこれらの項目、チラシ配りの話として挙げましたが、実は店内の接客でお客様を不快にしている立ち居振る舞いと共通する部分が多いという事にお気づきでしょうか。

お客様との距離感おかしい
体と顔がお客様に向いていない
案内と動作がマッチしてない
声の大きさ、声の表情が乏しい、またはノーコントロール
元気じゃない
笑顔がない
動作が鈍い
作業の意図を理解せずやってる、しかもそれがお客様にバレてる
最低限のあいさつや接客用語が言えない
テンパると卑屈に萎縮する
お客様自身に、自分だけ他の客ほど大切に扱われてないような気にさせる
動きにマメさがない
お客様の所作から何も読めない、感じない

ね?(笑)

だいたいチラシなんてね、そもそも誰も受け取りたくなんかないわけですよ。

ある日突然、自分の進行方向先に変なヤツが現れて、手に持った謎の紙を押し付けようとするんですよ(笑)誰やねんオマエ!?って話です。

「あなたの役に立つものですよ~」って分かりやすく配布率を上げる為に、ティッシュや使い捨てカイロを抱き合わせて配るというアイディアが生まれたわけですから、チラシ配りなんて適当にやっても上達するわけない、本来は非常に難度の高い仕事なんです、これって。

どうしたら怪しく見えないか、どうしたら受け取ってもらえるかを考えて行動できない人は、いつまで経ってもガンガンスルーです。

通行者の警戒心を解いて、出来れば好感を与えて、「あなたのお役に立つ情報なんですよ!」って伝えて渡すから受け取ってもらえるわけです。

それを実現する為には、笑顔や目線、言葉使いを含めた立ち居振る舞いで自分の印象が左右されるという事実を認識するのはもちろん、チラシを配る目的や趣旨を理解していないと難しいわけです。

これってお店で接客する時に求められるスキルと同じなんですよね。

もっと言えば、家族や友達以外の人間に近付いて、心を開いてもらう必要がある時に求められるスキルでもあるわけです。

 商売力向上を目的に、トレーニングの一環としてチラシを配ってみよう

チラシを配ってお店に集客するのなら、店内に入ってはじめて「お客様」になるのではありませんよね、駅前でチラシを配る為に接触した時点でお客様候補です。配ってる人の印象はお店の印象です。

だとしたら、ガッツリ接客のつもりで取り組む必要がありますよね。

「お~い、駅前でチラシ撒いてきて!」ってバイトに言い放つだけじゃなく、ちゃんと目的や趣旨も伝えてあげてくださいね。

チラシを受け取る人はもちろん、配っている姿を遠くから目にするだけの、通りすがりの人だってお客様候補なんですから。

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