お客様や従業員が育たないのは、そこに「育たない仕組み」があるから

売り上げを伸ばすお店や会社には、売り上げを伸ばす「仕組み」があります。

お客様に愛され、リピーターに囲まれているお店や会社には、お客様に愛され、リピーターを着実に増やす「仕組み」があります。

経営者の想いや理念・ミッションに共感し、自ら考え行動する従業員が育つお店や会社には、共感を実践に移す従業員が育つ「仕組み」があります。

「しくみ」

仕組みとは「自然とそうなってしまうルール」のこと、規則の有無は関係ありません。

たとえば、

お客様のリピート率が低いのは、もう一度買いに来ようと思わせない「仕組み」がお店にあるから。
客単価や来店頻度が低いのは、それ以上買う気にさせない「仕組み」が売り場にあるから。
指示した作業しか出来ない従業員が多いのは、指示された仕事をするだけで充分だと思わせる「仕組み」が職場にあるから。
離職率が高く、常に求人をしなければならないのは、従業員が辞めたくなる「仕組み」が組織にあるから。

お客様が集まるのも寄り付かないのも、人材が育つのも枯れるのも、すべてはそこに「そうなる仕組み」が存在するからだと言えます。

お客様も従業員も、お店も会社も、組織に関わるすべての物事は、仕組みによって育ち、仕組みによって衰退すると言っても過言ではありません。

 

繁盛する仕組みを作れない商売は、永続できない時代

店舗や会社を繁栄させる為には、組織内に「繁盛する仕組み」を構築する必要があります。

具体的には、

属性の高い(購入に高い満足感を得てくださる)お客様が集まる仕組み
お客様がファン化し、リピーターへと育つ仕組み
充分な売り上げと利益を確保する仕組み
従業員が経営陣の掲げる理念・ミッション・想いに共感し、自走する仕組み
従業員がお客様個々に寄り添い、考え行動する仕組み
従業員自身が育つ仕組み、従業員が従業員を育てあう仕組み

などが該当します。
経営に必要な仕組み

ひとつひとつを丁寧に分析し、負の仕組みを取り除き、必要な仕組みを構築し機能させることで、組織内に「繁盛する仕組み」が風土として根付きます。

また、その仕組みを稼働させる為に必要な要件が以下の三つです。

経営者主導による、経営に対する理念・ミッション・想いの共通認識化
経営陣(経営者・経営幹部・店舗責任者)主導による、繁盛する仕組みの骨組み構築
全従業員の商売力(お客様を理解し、繁盛する仕組みを実践・改善する力)の養成

繁盛する仕組みを稼働させる為に必要な3要素

お客様が集まらない、せっかく集めたお客様がリピートしない、接客サービスの質が低い、従業員の離職率が高い、組織がチームとして機能していない。衰退する仕組みを持つ組織や現場には様々な症状が表れます。

このような負の仕組みを駆逐し、お客様や従業員に永く愛され繁盛する商売への体質改善を行う為には、組織(経営者、経営幹部)による「繁盛する仕組み」の構築と、従業員個々の「商売力」向上がカギを握ります。

薄利多売の大量消費時代は終焉を迎えました。SNSなどの普及によって、これまで以上にお客様との関係性が売り上げを左右する時代になっています。商圏内の限られた見込み客を確実に発掘・ファン化する為に、売れる組織を構築しましょう。

 

売り続ける組織を作る