どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。

今日はまず添付の写真をご覧下さい。

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最寄り駅近くの駐車場です。

見慣れたコインパーキングと比べると、ずいぶんツッコミ所の多い設備なのが判ります(笑)

・無人のコインパーキングなのに遮断機が無い

・出入り口の間口も超~アバウト

・アスファルト未舗装、もちろん下からせり上がる車止めなどの設備も無い

・駅から徒歩二分なのに妙に安い

まだまだ工事途中だと思っていたらいきなり「OPEN!」というノボリが立ち、辺りに誰もいない道路上で「マジで!?」って声を出してしまいました(笑)

このゆるくておおらかな感じ、私はここを通る度に田舎にある無人野菜売り場が頭に浮かびます。

心の貧しい私は、無人野菜売り場を目にすると必ず「これってみんなちゃんとお金入れてるんかなぁ」「シレッと持って帰る人いてるんやろなぁ」と考えてしまいます(笑)

しかしその一方で、もし私がこの野菜を欲しいと思った時に持ち逃げするかと考えたら、よっぽど飢え死にしそうなくらい飢えていない限りはしないだろうとも思います。

無防備なまでにこちらを信用しているという事への驚きととまどい、そしてちょっと心がほんわかする「あの感じ」になるんです。

現在、少し規模の大きなお店の入り口には万引き防止用のセンサーゲートが設置され、防犯カメラは様々な角度から死角なく店内を監視しています。

一昔前なら「え?ルパンから予告状でも届いたん!?」とでも思いそうな防犯設備が、当たり前のように設置されています(笑)

「お前ら客を最初から犯人扱いしとんかいっ!!」と、店員に食ってかかるインテリヤクザみたいなおっさんを見かける事も今じゃほとんど無くなりました、それ程までにこの光景が当たり前になったという事です。

私達商売人は、お客様に商品を買って頂き、リピーターになって頂く為に「私達売り手の事を信頼して貰わなければならない」と、常に感じています。

実際その通りですし、この人が勧める商品なら間違い無い、この人の技術なら問題無いと、お客様から評価を得る事でリピートが加速して商売は成り立ちます。

このように、お客様の信頼を勝ち取る為に日頃心血を注いでいる私達ですが、ここでふと感じるのは「では私達商売人は、一体どれだけお客様の事を信用しているんだろう」という事です。

「私を信用しろ!」と言ってる私達商売人が、信用して頂きたいはずのお客様に、平気で万引き防止ゲートをくぐらせているような事実がそこにはあるわけです。

お客様が結果的に私達の事を信用信頼して下さるその前段階で、実は「私はお店の人に信用されている」というメッセージを受け取っているお客様はずいぶん少ないんじゃないか、もっと言えばそういうメッセージを適切に表現している売り手って殆どいないんじゃないかと思うんです。

もちろんいいお客様ばかりではありません、理不尽な文句をつける人もいれば万引きする人も実際にはいますので、防犯タグや監視カメラを止めろ、犯罪を抑止するなという事ではありません。

しかし、まず売り手である私達が、先に心を開いたあたたかいメッセージを適切に発信する事で、その後のお客様との関係に、今までに無い新しい展開が生まれる事は充分に考えられるのではないかと思います。

防犯タグや監視カメラが当たり前、ともすればお客様が自分で自分の事を無害だと証明しないとお店に受け入れて貰えないような現状です。

だからこそ、お客様の肩の力がふっと抜けるような、あたたかく気持ちのいい売り手の姿勢を提示する事が、あなたの新しいファン作りやコミュニティー作りには必要なのかもしれませんし、ひょっとしたらそれはあなたが屈託の無い笑顔で「いらっしゃいませ」以外の言葉を投げ掛ける事ではじまるのかもしれません。

誰かに信用・信頼してもらいたいのなら、まずこちらが相手の事を信用・信頼して、その事を適切に相手に伝える。

経験上、これって人付き合いの「当たり前」ですよね、これこそ「不変の定理」と言ってもいいくらいの。

「ひと」と「ひと」の関係性を考えれば当たり前の事を、私達商売人は忘れたまま過ごしてしまってるんじゃないでしょうか。

お客様に信じてもらいたいなら、あなたが先にお客様を信じている事を伝えましょう。好かれたいのなら、先に好きだと伝えましょう。