ビジネスモデルにあぐらをかかない-潰れるコンビニと、潰れないコンビニ

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どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。

「い」 石を投げればコンビニに当たる。

近々いろはカルタの「い」の読み札がこうなるらしいと言う、まことしやかな噂が流れてもう随分になりますが(笑)それくらい私達の身近な存在として定着したコンビニエンス・ストア。

不動産物件の紹介欄に「駅ちか」と並んで「コンビニあり」があるくらい、今や生活に無くてはならないモノとなっています。

目次

 潰れるコンビニと生き残るコンビニの決定的な違い

コンビニはその言葉通りコンビニエンス、「便利」というキーワードを軸にしてビジネスを展開しています。

駅前や幹線道路沿いに建ち、24時間営業でどんな時間でも商品やサービスを提供するのはもちろん、商品カテゴリの種類だけなら大型スーパーに匹敵する品揃えを誇り、チケット購入や料金支払いに銀行口座から入出金、最近では薬まで受け取れるところもあります。

もうねぇ、便利のデパートですわ(笑)

今ではコンビニでしか手に入らないオリジナル商品も多数あり、「コンビニさえあれば暮らしていける」という言葉もあながち嘘にはならないくらいの、圧倒的便利さを誇ります。

専門店では実現できない、圧倒的な「複合的便利さ」を提供するからこそ、コンビニは安売りをほとんど武器にする事なくここまで成長する事が出来たと言えるでしょう。

さて、このように強力なビジネスモデルを確立したコンビニですが、一方で潰れるお店も後を絶ちません。

何故でしょう。

よく言われるのは、競合他社の近隣への出店立地調査や自社内競合を含む出店計画の見誤り道路網整備などによる交通量の変化などです。

大手コンビニは、出店に際し商圏となるエリア情報を詳細に分析して臨みます。

その実績を信じ「私達の店の出店計画は、近くにコンビニがあるかどうかで判断する」とまで言う事業主さんがいるくらいです。

それでも予測が外れて潰れるコンビニはあります、近隣住民が「イヤイヤさすがにコンビニ多過ぎやろ」と言うくらい密集する場所もありますし(笑)案の定その中のいくつかが不採算店舗として撤退する事もあります。

「じゃあ単純に見込み客になる商圏人口と、競合件数の問題さえ見誤らなかったら儲かるのか」という話になるんですが、そうとは言い切れません。

「じゃあ、一つでも取扱いサービスの多い便利なコンビニが生き残って、そうじゃない所が撤退するのか」とも言えません。

確かにコンビニは便利さを柱にはしていますが、だからと言って、みんながみんな緊急で何かが必要になって「あって良かったねぇ、コンビニ」ハイめでたしめでたし、みたいな使い方はしてませんよね。

たいていのコンビニは、もう充分に便利です(笑)

 立地や品揃えという「外見」だけで選ばれ続ける商売は存在しない

地域のよっては出店過多と言われる中で、多くの人、自分にとって使いやすい快適なコンビニを、自分の意思でちゃんと選んでいるという事です。

取り扱うオリジナル商品や提携するサービスの違いで、ひいきにするコンビニを固定している人もいるでしょうし、いつも行く時間帯の従業員と何となく顔見知りになり、ついそっちに行ってしまう人もいるでしょう。

逆にちょっと嫌な応対を店員さんにされたら、それがたとえ最寄のコンビニだったとしても次回からはその店を避け、二番目に近いお店まで行くようになる事もあると思います。

少なくとも私はそうします(笑)

これって結局の所、自分の活動圏内に大きく変わらないビジネスモデルのお店がいくつかあれば、その中で「一番気持ちよく買い物出来る所」に行き着くという事です。

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便利をキーワードにしているからと言って、みんながみんな最寄のコンビニしか使わないなんて事は無いし、もしそうなら少なくとも潰れたコンビニの跡地に、他社の新しいコンビニがオープンするなんて事はあり得ないですよね。

けど実際にそういう店はたくさんあります。

コンビニ跡地に出来た別のコンビニが潰れないんだから、少なくとも最初に潰れたコンビニの撤退理由は、立地条件や商圏人口の問題では無いという事です。

今回はコンビニを例に挙げて説明していますが、こういった事例はどの業態でも見られますよね。

美容室、居酒屋、ラーメン屋、私の家の近所をザッと見回しても、見るからにお客様不在が原因と思われるお店の、撤退後のテナントに入った同業他社が繁盛している例はいくらでもあります。

あなたが行っている商売に、どれだけ存在意義があっても、どれだけ質の良い商品があっても、どれだけ完成度の高いビジネスモデルの上に成り立っていても、それを提供するのも利用するのも、個々に感情や意思を持つ人間である以上、売り手の立ち居振る舞い次第で経営が悪化する可能性は大いに有り得るという事です。

 競合他店との差別化・独自化を握る鍵は「ひと」によるサービス

今話題の人気商品を扱っている、駅前の一等地にお店を構えた、確かに売り易い状況を手に入れはしましたが、例えるならそれは「たまたまいいエンジンを積んだ車を手に入れた」というだけに過ぎません。

その車のポテンシャルを、アクセルとブレーキとハンドルでコントロールするのは、あなたとあなたの従業員、その商売を操縦する「ひと」だという事を忘れないようにしましょう。

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