【起業・開業前のキホン】人通りの割に来店者数が少ないと感じた時に確認すべきこと
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どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。
脱サラしてお店を開業すると決め、何件も不動産屋をまわって物件を探し、店舗に面した道路の人通りや車の量も確認し、ここで店を開こうと決め、いよいよオープン!
「いっぱいお客様が来たらいいなぁ」
そんな夢を描いていたのに、いざオープンしてみたらバンバンお店の前を素通りしていく怖さったらないですよね(笑)
「ひょっとしたら、やってしもたんか!?オレは」
という不安、わかります。
まずは落ち着きましょう(笑)
とりあえず深呼吸して、その不安が事実なのか、それともただの取り越し苦労なのかを確認していきましょう。
目次
まずは目的来店と衝動来店の比率を確認しよう
取り越し苦労を排除する為に、まず大前提だけお伝えしますね。
それは、どんな業種のお店であっても、商圏内の認知は『最初が最低』だということです。
開業した時点であなたのお店の存在を知っているのは、看板を設置して以降にお店の前を通った人と、あなたが何らかのメディアで行った告知を見た人と、それを口コミされた人以外存在しません。
ですので、今が一番お店を誰にも知られていない時だというのは間違いのない事実です。
お店の前を毎日通っている人が、すべて初日にお店の存在に気付くのかと言えば、残念ながらそれもまったく望めません。
「あれ、こんなトコにこんなお店あったっけ?」
と気付くのが数ヵ月後、なんて人もザラにいます(笑)
メディア広告を出してお店の情報を露出すると、普段はお店の前を通らない人も目的来店、要するにあなたのお店を目指してやって来ます
ですので、店舗前の道路を通る人の多さだけで判断するのは性急ですが、とりあえず来店したお客様すべてに「何でお店の存在を知りましたか?」という質問してみて、目的来店がどのくらい存在するのか確認してみましょう。
お店の前を通る人の属性と、店舗の視認性を見直そう
もしあなたが単純に、店舗予定地前の通行量だけで開業を決めたんだとしたら、しかも人通りが多いからとメディアでのオープン告知を行っていないのだとしたら、早急に対策が必要になるかもしれません。
買う買わないはともかくとして、通りすがりでふらっと入店するお客様が少ないのであれば、次のふたつのことを確認してみましょう。
まずひとつ目は、そもそもあなたが売っている商品に興味を持つ、属性の高い人がお店の前を通っているのか、ということです。
たとえば大学や専門学校がある最寄駅では、朝夕に多くの学生たちが通行しますが、そこに託児所を作ってもニーズが高くないであろうことは想像できますよね。
ベッドタウンの最寄り駅前にキンコーズがオープンしても、たぶんPTAの方くらいしか利用しないでしょう(笑)
もっと極端に言えば、マラソン中の人は決して入店しないし、アメリカ人相手に英会話学校をオープンしても生徒は集まらない、これに近いことが現実に行われている可能性があるわけです。
属性が合わないと判断できるのであれば、別の方法で目的来店のお客様を誘導する方法を考えなくてはなりませんし、属性が合わないなら合わないなりにお店の存在くらいは認知してもらって「そういえば、駅前に新しい店ができてたよ」くらいの口コミだけは誘発する、最低限の施策はとる必要があります。
そこでふたつ目、店舗の存在や何を売っているお店なのかという情報が、お店の前を通る人たちに適切に伝わっているのか、という確認が求められます。
これは「新しい店ができてたよ」という口コミ以前に、本来お客様になってくれるはずの人に対して、お店の存在が正しく伝わっているか、認知されているかを見直すということを意味します。
先ほども書きましたが、お店がオープンしたからといって、すべての通行人がお店の存在を認識するわけではありません。
暇で街をぶらぶら散策している人の比率なんて、そんなに多くないんです。
ほとんどの人は、どこかに行く途中だったり、どこかから帰る途中だったり、何かを考えながら歩いていたり、歩きスマホしてたりで、街の景色の変化に興味を持って歩いているわけではありませんよね。
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「あ、こんなお店あったんだ」
そういう方々にお店の存在に気付いてもらう為に、今のお店の「見え方」が適切かどうかを確認して頂きたいわけです。
その為には、とにもかくにもまずはお店の「視認性」の確認です。
・お店の看板は、通りのどのくらい前で確認できるのか
・看板は自然と目に飛び込む高さや大きさかのか
・看板で「あなたが何屋なのか」が正しく伝わるか
・看板を見え難くする遮蔽物がないか
・時間帯や天候で見え方は違うか、見え難い環境は無いか
・隣の通りや交差点からお店はどう見えるか、見えない場合は何をしたら誘導できるか
・ここまでの項目、車や自転車ではどうか
・お店の前に来たとき、お店に関する詳しい情報は目に入るか
・外観や匂いなど、対象者の興味をひくものがあるか
・店内の様子が伺えるか
・入店してみようと思わせる仕掛けがあるか
・その背中を押す案内はあるか
・スタッフが暇そうにしていないか
・入店し辛い気持ちにさせる「何か」はないか
・スタッフは定期的に店外に出ているか
このようなポイントで自店をチェックしてみましょう。
あるべきもの(お店)の存在を適切に伝える、これが衝動来店を最大にする唯一の方法です。
「適切な」アピールさえ出来ていれば衝動来店以外の、本来お店の商品の興味を持たない属性違いの人たちに対しても、それこそ何かのきっかけで「そういえば、駅前にあなたが好きそうなお店あったよ」という口コミは起こりやすくなりますよね。
集客の筋道は開業前・起業前に想定しよう
さらに一歩踏み込むのであれば、起業する時にあなたが考えた「あなたの商品を、喜んで購入してくれるのは誰か?」というターゲットを決めるプロセスを、お店の前を通る人に絞ってもう一度考えてみましょう。
彼らはどういう状況でそれを目にするのでしょう。
屋外で見てる、仕事の行き帰りで見てる、腹ペコで見てる、疲れた状態で見てる、夕方に見てる、シチュエーションっていろいろありますよね。
そんな彼らに何を気付かせてあげられるか、そんな彼らだからこそ気付くことや心に響くことはないか。
そういったことを、店外の案内POPで伝えるだけで入店するきっかけになります。
と、ここまで書いてこんな話をするものどうかとは思いますが(笑)これって本来は開業前にやっておくべきコトです。
もしあなたが起業を控えているのであれば、開業前に必ず実施してください。
もしあなたがうっかり起業した後で気付いたのであれば、今すぐに見直してみましょう。
・お店の前を通る人を呼び込む
・違う通りの人を誘導する
・メディアで告知して目的来店を増やす
・一度来店した方にリピートして頂く
・リピーターからの口コミや紹介で増やす
開業後に気付いてもリカバリーの可能性はあります。
しかし見直した結果、作ったばかりの看板を作り替えるなんてことになったらお金がもったいないです。
路面店舗でも見かけ倒しの通行量に惑わされることなく、できれば開業前にしっかり集客の道筋を考えましょう。
お困りの時はお手伝いしますのでご相談ください。
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