商品が売れないのも、人材が育たないのも、すべて経営陣のせいです
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どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。
これは商売に限った話ではありませんが、物事が思った通りに運ばない時などに、その理由を考えることがありますよね。
・不景気で消費が冷え込んでいるから売れない
・業界の事業規模が縮小しているので、年々お客様が減っている
・その業界特有の規制や法律改正があって、活動が不自由になった
・新人がゆとり世代だから仕事に粘りがない
などなど、まぁよく耳にする話です。
売れないとか従業員が育たないなんて話をうかがってると、このような話が理由として挙がってくることが多いんです。
失礼にあたる場合が多いので口にしませんが、こういう話をうかがった時の私が思わず言いそうになるセリフがあります。
「で?」
というのがソレです。
もうちょっと長めに、関西弁で言うと「だから何なん?」です(笑)
目次
環境や他者のせいにして何も策を講じない組織体質が、経営の一番大きなリスクとなる
商売が上手くいかない理由を上記のように表現する人の多くは、その挙げた理由を、まるで評論家のように「分析した結果」であるかのようにおっしゃいます。
要するに、それが売れない理由、人が育たない理由だと結論付けている、もっと踏み込んで言えば「それを理由に諦めている」ようにも見えます。
何より気になるのは、その原因を景気や世代など、自分とは関係ない外部要因だと決め打ちしている点です。
景気が悪いんだ、育った時代が悪いんだ、従業員の理解度が低くてどうしようもナイんだと、何なら自分はその被害者だとでも言いたいように見える人もいます。
どう思うのも、どう言うのも勝手なので好きにして頂いて構いません。
実際に景気は経営者の思惑に関係なく上がり下がりしますし、困った従業員と働かなきゃならない現実もあるでしょう。
しかし、このように商売上で起こる不都合の理由を、自分以外のものに求めているうちは商売が好転することも多分ありません。
もし好転するとしたら、それは偶然にも景気が回復するか、何かの間違いで仕事覚えの良い新人が入ってきた時だけです。
要するに、個人や組織の努力ではない理由で好転した場合です。
俺は一生懸命やってるけど景気が悪いんだ、俺は頑張って教えてるけどアイツが仕事を覚えないんだ、こうして自分が置かれた環境だけに対して不満を言うことは、決して現状を分析していることにはならないし、環境に適応する為の機会点にもなりません。
経営者はもちろん、販売や人材教育に携わっている方々の目の前で起こる問題を、他者のせいにしているうちは何も変わらない、という事です。
景気が悪い、ゆとり世代の従業員にはネバリがない。
では、景気が上向くまで待ちますか? 詰め込み教育世代を採用しますか?
景気が悪い。
では、売上が伸びている事業所は皆無ですか?
業界の需要が冷え込んでいる。
では、右肩上がりの同業他社はゼロですか?
今度の新卒は仕事の覚えが悪い。
では、その新人さんは読み書きも出来ないくらい本当に記憶力がないんでしょうか?
違いますよね。
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景気が悪いのは同業他社も一緒です、その状況下でも活路を見出すことに意識を向けるかどうかで売上に違いが表れるのだとしたら、悪いのは景気ではなく、景気を言い訳にして何も手を打たない「あなた」です。
もの覚えが悪い従業員がいるなら、多少時間はかかってもその人に合った教え方を考えればいいだけですし、それが嫌なら採用基準を見直せばいい、悪いのは採用された人ではなく「あなた」です。
置かれた現状・現実を素直に認め、それを踏まえた上で「では、どうしよう」と考え、適応することを決めた事業所は、ただグチっているだけの事業所には決して考えつかないような施策を実践しようとしていますよ。
今の状況が自分にとって都合が良かろうが悪かろうが、目の前にある現実は事実だし真実です。
それが誰のせいだろうが関係ない、現状を認めて、それを踏みしめて先に進む以外に、新しい展開が生まれる事なんかないんです。
変化に適応できない売り手は必ず滅びる、まずは柔軟に変わることを決意しよう
自分がコントロール出来ないことを、商売が上手くいかない理由にするのはやめましょう。
自分がコントロール出来ないことに、意識をめぐらせる無駄もやめましょう。
目の前で起こっている現象を、まずは全て現実だと認める、そしてそれを踏まえて、あなたに出来ることを考えて対策とする、そこから考えないと何も始まらないし何も生まれない、環境があなたの商売に合わせて都合よく変わることなんてないんです。
あるショップオーナーさんが、こう言ったとします。
「いや~、こないだ仕入れたフロッピーディスクが売れなくってね……」
いや~、じゃないでしょうよって話です(笑)
逆に「前回発注したフロッピーまでは売れてたんですか?」って聞き返したいくらいですが(笑)この人の商材が売れないのは時代のせいでしょうか? それともCDやUSBメモリーを発明した誰かのせいでしょうか?
どちらも違いますよね、この時代に商材としてフロッピーディスクをチョイスした、ショップオーナーさん自身のせいです。
外部要因に善も悪もないんです、それを認めた上で適応しようとしない売り手に問題がある、というだけのことなんです。
残念ですが、変わりゆく商環境には適応する以外に方法はありません。
まずは他責の発想を捨て適応しましょう、求められる資質は柔軟性です。
適応するというのは、まず先に売り手であるあなたが変わろうとすることです、今までのやり方で不都合が出た時に「じゃあ、どうやったら出来る? 俺たち」って考えることなんです。
売り手として出来ること、全部やってもダメだったら、そこで初めて諦めてください。
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