カッコウィーものを選びたガールことの無意味さ -販促ツールに「カッコいい」を持ち込むな!-

カッコウィーもキャワウィーも無ウィミー(笑)

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。

カッコいいモノ、憧れますよね。

どうせならカッコいいモノを所有したいと思いますし、何なら自分自身もカッコよく生きたい、出来れば周りからもカッコよく生きてると思われたい、なんて考えたりします。

「オシャレとは我慢である」という言葉がありますが、これは例えば機能性が低く着心地や使い勝手がよくないモノでも、スタイルやデザイン性を優先して使用するという、見た目のカッコよさを最優先したファッション哲学の中のひとつです。

これはこれで真理だと思いますし、私だって「骨盤にベルト当たってちょっと痛いがな」と思いながらも無理してピチピチのローライズを穿いたりします(笑)

しかし、大事な販促ツールを作る際にこの「カッコいい」を優先条件にする人が、ビーーーーックリするくらい多いという事実には正直驚きを感じています。

これは10年前、私が初めてお客様の販促ツールデザインオファーを受けて以来、ずーーーーっと感じ続けている驚きと違和感です。

目次

所有欲を満たすだけのカッコいい販促ツールの価値はゼロ円!

カッコいい名刺がいいなぁ、ポスターもカッコよくね、もちろんチラシもカッコよくないと、ホームページはビュンビュン動くカッコいいのにしてよ、カッコいい看板やなあ、口を開けばカッコいい、カッコいい。

必要それ?(笑)

その「カッコよさ」とやらで、一円でも売上増えるんですか?

「どうせならカッコいい方がええがな」

そりゃそうでしょう、100枚配って10人から仕事が獲れる名刺が5種類あるのなら、その時はその中で一番カッコいいのを選べばいいでしょう。

けどそういう理由では選んでませんよね、こういう人は大抵「カッコいいモノを所有してる自分」でいたいから、カッコいいモノを選んでるんです。

しかも圧倒的にカッコいいまでは行かない、なんとなくカッコいい、ぼんやりカッコいい、どっちかというとカッコいい部類、みたいな何とも煮え切らんカッコよさに落ち着くという(笑)

「カッコいい名刺を持つ自分」になりたいだけなんじゃないの?「御社のホームページ、カッコいいですね」って言われたいだけなんじゃないの?って思ってしまいます。

販促ツールには全て「販売を促進する」という目的があります、当たり前です。

だったら「販売を促進する」という目的を達成する販促ツールが一番「カッコいい」んです、輝いてるんです。

陸上競技でヘアスタイルが乱れるからと100メートルを20秒で走るイケメンと、全力で10秒で走る普通の人、トラックではどっちがカッコいいですかって話です(笑)

みんなが「何となく」カッコいいと思ったモノを作る、そういう人達がいっぱいいる。

という事は、もうそれだけで「同類さん達」に埋もれてしまい、人目をひきつける事は出来ない状況なんです。

お客様の目を引いて、その流れで内容に興味を持たせて誘導する。

何となくシュッとした何となくカッコいい程度のモノには、もはや持ち主が考える程のお客様の目を引く力もありませんし、そうなると当然その流れで内容に興味を持っても貰えません。

そのカッコよさの先に売り上げは発生するのか?

「じゃあ笑ろてまうくらいカッコよかったらええん?」

それはあなたがその後に用意する「仕組み」次第です。

私は今までに何度も、変わった名刺など販促ツールのリンクをここでアップしていますが、それには理由があります。

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世間でよく目にする「一般的な販促ツールデザイン」の中からあなたが使うモノを選ぶ必要なんて全く無い、という既成概念の打破の為。発想はもっと自由であっていいという事に気付いて頂きたいと思っているからです。

ただ単にカッコいいもの、クールなものやオモロいものを見て頂きたいのではなく、誰に言われた訳でもなく勝手に「これ以上はやっちゃダメ」だと思い込み、無難なものをヨシとしてしまいがちになる風潮から脱して頂きたいからです。

そのリンクには、それこそ「笑ろてまうくらい」カッコいいモノも沢山掲出されていますが、私はカッコいいモノをすすめているわけでは決してありません。

確かに「一般的で無難なモノ」しか目にした事のない多くのお客様の目を引く、あなたの存在に気付いて貰うアイキャッチとしては極めて有効だと思います。

しかし、注目させた後にちゃんとそこに書かれた内容に興味を持たせる「流れ」を用意していないと意味は無いんです。

お客様を導く「仕組み」も持たずに、ただ目立つだけの「ワル目立ち」ではもちろんダメ。かと言って、販促でお客様の目にとまらない事は害悪だと思っているから「アイキャッチの一案」として紹介しているわけです。

「死ぬ程カッコいい!!こんな名刺持ってる人ってどんな仕事してるん!?」

そこまで人を虜にするくらいの素敵さを求めるのなら話は別ですが、そこまでトンガった事をする程の勇気も無い人達が求めてしまいがちな「なんとなくカッコいいと思われてみたい」程度の希望が優先されて出来た販促ツールに価値は無いわけです。何ならゴミに近いわけです(笑)

売る為の「仕組み」を機能させることを目的に設計するのが販促デザインだ!

並み居る競合他社の中からお客様の視線を集めて、そこに書かれた情報に沿ってお客様を導く事が販促ツールの目的。

ライバルとの違いを伝える事が目的のはずなのに、どういうわけか誰の目を気にしているのか何の体裁を取り繕うとしているのか、結局たいして違いも表れない程度の、何とも中途半端に「ちゃんとして見えるモノ」「シュッとして見えるモノ」を選ぼうとするんです。

知らんがな、勝手にシュッとしてたらええねん(笑)

仕組み!! まずは仕組みを作りましょう!!

仕組みを実現する為の様々な条件をデザインに落とし込み、それに影響しない範囲でなら好きなだけオシャレして下さい。

売る仕組みも持たないまま、集客に貢献もできない程度のカッコよさやかわいさを求めるなんて、商売の神様にとってはホンマ迷惑なだけです。

意外にも、仕組みコンシャス(仮称 笑)でデザインされたものはカッコいいものが多いんですよ。

たぶん機能美のひとつなんでしょうね。

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