ロゴの効用 その2 伝統 or ダサい(ここ、デッド・オア・アライブっぽく読む事)
どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。
前々回に引き続き、今回もロゴの効用についてです。
既にロゴマークをご使用の法人・個人の方も、ロゴをマイナーチェンジするべきだと言った話をしました。
企業にとってのロゴ、シンボルマークというのは、一般市民にとってはまさにその会社を現す「象徴」であり、消費者がその会社のロゴマークを見るだけで、その会社や、会社が扱っている製品の事を思い出す起爆剤にもなり得るものです。
もちろん、一朝一夕にそうなるわけではありません。
会社は、その社名と共にロゴマークも、長い年月をかけて認知度をあげていきます。
一言で言うなら、「育てている」わけです。
その手塩にかけて育てた大事なロゴを変えろ!という意見には賛成しかねる方も多いと思います。
実際、会社の会議室でこんな提案をしたら大騒ぎになるかもしれません。
「我社の伝統を何やと思ってんねんっ!?」って部長あたりが喚くかもしれません(笑)
変えた方がいいという理由は二つあります。
まず一つ目の理由は、何十年も使用しているロゴは、その種類によっては「伝統がある」という事実や印象を与えるより先に「古臭い」と感じられるからです。
ロゴマークの伝統を守っても、いい事なんて、なあぁぁぁ~~~ぁぁぁんにも、ありません。
感覚的に誤解している方が多いと思いますので、あえてこう表現してみます。
ロゴマークは、お客様と何かを契約する為の「実印」ではないという事です。
ロゴはお客様と売買契約を結ぶ為の「実印」ではありません、「POP」です。
存在自体は大事ですが、「守るモノ」ではないんです。
デザインというのはどんなものでも必ず「流行り廃り」があります、ロゴデザインやフォント(書体)にも流行があるんです。
昔の印刷物やテレビCMに出てくる文字って、今見ると古臭く感じますよね。
当時はそんな事を思いもしなかったのに、文字装飾や表記の方法は時代によって変化しているという事です。
中途半端に古いデザイン、古いフォントだと、会社の伝統を感じるよりも、カビ臭い古臭いというイメージの方が先行します。
私が子供の頃、世間では外来語をひらがなで書くお店が流行っていたみたいで、それを思わせるお店が今でも残っている事があります。
例えば、喫茶「せしぼん」、例えば、スナック「らんでぶぅ」
この例え話通りの名前でお店をやってる方がこれを読んでいたら申し訳ない話ですが(笑)正直な話、スタバ育ちの現代人が興味を魅かれる名前ではなくなっています。
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お店にまっさらな看板があったら、目を引きますよね?
逆に数百年前の古い看板があったら、時代を超えた味わい深い看板に見えますよね?
けど、10年20年という「そこそこ古い」というのはポジティブな印象を与えない、「伝統」よりも「時代遅れ」の印象が勝ってしまうんです。
会社のシンボルとなるロゴマークも同様、時代にマッチしていないと、お客様は感覚的に自分が求める商品やサービスがそこには存在しないんじゃないかという印象を持ってしまうんです。
もちろん、全くガラッと変える「フルモデルチェンジ」までしなくても結構です。
このあたりは微妙なバランスですが、今あるデザインの基本的な方向性や印象はある程度残したまま、現代風にアレンジしマイナーチェンジします。
そうする事で、時代に合った「リニューアル感」が簡単に演出されます。
さて、ここで理由の二つ目です。
マイナーチェンジしたロゴを見た消費者はどう思うでしょうか?
「あ、この会社、マーク変えてるやん」と思いますよね。
フルモデルチェンジではないので昔からのイメージを残し、違和感を覚える事なく、「おやっ?」と思わせる。
目新しさを入れる事で、お客様があなたの会社を再び気に留めるのです。
売ってる商品や宣伝内容は変わらなくても、新しくなったあなたの会社のロゴを見るだけで、お客様はあなたの会社の事を改めて認識します。
強烈な違和感はありませんが、目や心に馴染むまでは気になり続けるでしょう。
売るモノは全く変わらないのに、今まであなたの会社の事なん半分忘れかけていたのに、ロゴマークが変わっただけで、お客様や取引会社の担当者はあなたの会社が気になる、意識してしまう。
これが二つ目の理由です。
商標を見ただけでお客をハッとさせるなんて、創設時とこのタイミングでしか出来ない事です。
実際、大手企業の中には途中でロゴを変更しているところが結構あります。
変わった当初は以前の見慣れたロゴと比較して多少の違和感を覚えますが、しばらく経って当時使われていたロゴを改めて見ると、「古臭っ、これはナシやな」と思います(笑)
「うちはそんな大きな会社じゃないから」なんて考える必要はありません。
何年か取引している相手がいるのであれば、その相手にとっては同じ事です。
ロゴマークに限らず、お客様が視覚で認識するものは全て「商売に必要な販促ツール」だという認識を持ちましょう。
いくら存在が大事だからと言っても、守ったりする対象では無いという認識を持ってください。
守るどころか、攻める為に使用する為のものなんです。
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