人は結局、肩書きで判断される。だから、お客様があなたを選ぶ理由を肩書きで表現しよう
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どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。
今日のタイトル、ちょっとイラッとするでしょ(笑)
目次
職業や職種だけをアピールして、お客様に選ばれる時代はとっくに終わっている
歯医者や弁護士の数が増え過ぎ、これまで私たち庶民がイメージしていた「医者や弁護士 イコール お金持ち」という図式が、どうやら成り立たなくなっているらしいという話を、ここ数年で一度は耳にした事があると思います。
歯科医院については、もうずいぶん前から言われている事ですし、弁護士は人員不足を緩和させる為に合格者数を増やす施策の結果を受けての事なんだと思いますが、数割の方々の年収は、平均的なサラリーマン並みかそれ以下という状況だそうです。
難しい国家資格を持ってれば安泰という時代ではなくなり、そういった「先生」にも、自分を売り込むマーケティングスキルが求められる時代になったという事ですね。
・・・ってな時事ネタ前振りをしつつ本題に入りますが(笑)私の家から車で10分くらいのところに歯科医院があります。
看板には「ほにゃらら歯科医院」と書かれているのですが、医院名の文字はあまり大きく書かれていません。
あ、一応言っておきますが「ほにゃらら」って本当に書いてあるわけではありません、伏せ字ですよ、伏せ字。ふ・せ・じ!(笑)
通常、私たちが思い浮かべる一般的な病院の看板には、まず一番大きな文字で病院名、続いて電話番号、診療時間、保険の取り扱いについての情報などが書かれていると思います。
しかし、そこの歯医者さんの病院名は全然大きく書かれていません。
それより大きく書かれた別の名前があるんです。
「インプラントセンター」
インプラントはご存知でしょうか、と言ってる私も説明できる程は詳しくはないですが(笑)簡単に言えば、歯茎に柱を埋め込む入れ歯の事で、高額な治療代金がかかります。
ポリデントとかポリグリップとか必要ない、つけっ放しの入れ歯ですね。
普通の歯科医院でもインプラントの処置は行いますよね。
しかし、「インプラントセンター」と銘打つ事で、入れ歯の必要が出てきたお客様、ここではあえて「患者とは書いてあげない刑」に処しますが(笑)そのお客様がこの歯科医院を選ぶ可能性は高くなります。
普通の歯科医院で治療を行うより、専門的にインプラントを扱う歯科医院で行う方が、インプラントへの深い知識と豊富な経験がありそうで安心感が得られますので、いつもは最寄の歯科医院に通ってる人も、インプラントを入れる時には「専門医」に頼って遠方から来院する事が期待できます。
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金額の高い治療なので、専門的な歯科医院の方が、素材や価格も選択の余地があるとお客様が「勝手に」想像してしまいます。
歯の治療に「合い見積もり」をとる人なんていませんので(笑)お客様が歯科医院の門をくぐれば、言葉は悪いですが歯科医院の「作戦勝ち」です。
しかも「インプラントセンター」なんて、実は屋号でも何でもありません。
他の歯科医院との差別化を図るために恐らく院長が勝手に名乗った名前、どこに登録も申請もしていない、言わば「自称 インプラントセンター」要するに只のキャッチコピーなんです。
もちろん、ちゃんと歯科医院と表記しているので、虫歯を治療したい人も来院しますよ。
肩書きは、お客様があなたにたどり着く為の住所
さて、この「ほにゃらら歯科医院」から、私達商売人が学べる事はたくさんあります。
あ、一応言っておきますが「ほにゃらら」って本当に書いてあるわけではありません、伏せ字ですよ、伏せ・・・(笑)
冒頭の「歯医者余り、弁護士余り」のニュースと併せて言えるのは、業種・職種を漠然と語るだけでは、お客様に選ばれるだけの情報を提供した事にはならないという事です。
例えば私が「福谷歯科医院」を開業したとします。
「ほにゃらら」が、さすがにもうクドイんで私の名前で例示しますが(笑)この看板で分かる情報は「歯医者の名前は福谷だ」「福谷は歯医者だ」という事だけです。
街に歯科医院が一つしか無い時代でしたらこれで充分ですよね。
歯が痛くなったらみんな福谷歯科医院にやってきます、私がけっこうな「ヤブ」でも(笑)仕方なく来院するでしょう。
しかし、お客様の生活圏内に歯科医院が増え、歯科医院がお客様に選ばれる時代になった今、福谷歯科医院と田中歯科医院の違いは、この屋号だけでは全く伝わりません。
院長である私の仕事は、まず「田中歯科医院」ではなく「福谷歯科医院」を選んで頂く理由を、お客様に提示しなくてはならないという事です。
どんなにスーパードクターと身内で評判の(笑)私の治療の腕が確かでも、まずお客様に来院して頂かないと、それを証明するチャンスすらありません。
その為に必要なものが「インプラントセンター」などの肩書き、私がお客様に提供出来る仕事を、明確に伝えたりイメージさせる為の「表現」なんです。
お医者さんや弁護士さんでさえ、選ばれなければ生きていけない時代です。
私達商売人が生きていく為には、他の誰でも無く「あなた」が選ばれる理由をお客様に提示する必要があります。
あなたの商売を、一言で端的に言い表す肩書きを考えましょう。
お客様が、同業他社ではなく「あえてあなたを選ぶ理由」を、お客様が目にする集客ツールや販促ツールの中に盛り込みましょう。
最寄の同業他社さんではなく、あなたを目指してお客様がやってくる理由は、あなたが自分で用意する必要があるんですよ。
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