ときめかない朝礼は断捨離しよう

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。

マニュアルで組織を運営するのではなくミッションや理念で運営しましょう、と前々回ここに書きましたが、これを遂行するには経営者であるあなた自身の強い意志や掲げたミッションへの想い、そしてミッションを伝え続ける為の仕組みと時間を確保する必要があります。

カッチョイイ企業理念や理想を掲げておきながら、実際にお客様と直接接する従業員の職務管理を、理念ではなくマニュアルを用いて行ってしまう理由のひとつは、仕事を一度マニュアルにしてしまえば、いろんな意味で「人の管理」が楽だからという効率追求の為でもあります。

一方で、組織のミッションをアルバイトを含む全従業員に伝えるという作業は、一度朝礼で話せば充分伝わるかと言えばそんな事は全くありません。

特に導入時期には、ミッション遂行が当たり前の空気になるまで「場」作りを徹底する必要がある為、折に付け従業員がミッションについて考える機会を設ける必要があります。

定期的にそうした時間を確保できる職場なら問題はありませんが、それが物理的に難しい環境だという事業所もあるでしょう。

その場合はどうするか。

どこかにねじ込んででも確保しなくてはなりません(笑)

あらためて時間を確保するのはもちろん、今まで業務連絡が主だった朝礼の内容を変更したり、シフト制で一同に会する機会が少ない場合ならノートなどで意見を交換するなど、考えればいくつかの方法はリストアップ可能だと思います。

ポイントとなるのは、それを通じて自分がしている仕事の目的、すなわち「自分の仕事を通じて接したお客様がまた来て下さるか」を確認し、実際の自分の仕事ぶりと照らし合わせ、行動を修正していくチャンスとして活用出来ているか、という一点だけです。

企業の朝礼でよく見掛ける、偉い人のいかにもエラそうな話や(笑)大声で棒読みする企業理念の唱和なんてほとんど意味を成しません。

必要なのは「我々はお客様の為に・・・」なんて耳障りのいい言葉の念仏を唱える事ではなく、自分の仕事に照らし合わせて「考える機会」なんです。

そう考えれば「実は無駄な社内の慣例」って、意外に多いのではないでしょうか。

もちろん、やり始めはもっと崇高な理念を抱いていたかもしれません。

しかし、その意味や効果を確認する事なく、こういった慣例を継続する事は百害あって一利なしです。

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タチの悪い事に、そういうものは一見事業所の運営に必要なモノに見えてしまいます。

仕事中に「あそこのカツ丼、メッチャ旨いで」と話す事は誰が聞いても無駄話ですが(笑)朝礼での念仏は無駄話には聞こえません。

しかしその念仏が単に仕事の体裁をとってるだけで、誰もその話を聞きながら自分の仕事を振り返ったり、その日の仕事に反映させようとして聞いていないのだとしたら、実はカツ丼話より数段タチの悪い無駄話だという事です(笑)

企業人なら企業理念を唱和するべきとか、毎日唱和する事で意識付け出来るはずとか、そういった「べき論」「はず論」を唱えている経営者さんは、これを読んだ次の日にでも朝礼中の従業員の死んだ目をちゃんと見た方がいい。

賭けてもいいですが、会社の理念を唱和するだけで社員に理念が浸透するなんて事は絶対にありません。

そこでわかるのは、従業員に理念を覚える暗記力がある事と、声が出せるという事実だけです(笑)

会社の理念を知ってる事と、それを意志と身体を使って実践する事は全くリンクしないんです。

効果や変化が感じられない慣例を続ける事は害悪以外の何物でもありません。

もしあなたが望む理想のお客様との関係性を、従業員一丸となって達成したいと心から願っているのであれば、ミッション教育にかける時間がないとか言ってる前に、そういった「仕事の顔をした無駄話」をまず駆逐しましょう。

つまんなそうに朝礼に参加してる人がどれだけ多いか、アイボンでもして目の曇りを取ってから観察すればわかる事です(笑)

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