弱みの克服よりも、強みの強化を優先したほうがいいワケ

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どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。

ビジネスセミナーや自己啓発の書籍なんかでよく耳にする「弱みと強み」の話がありますよね。

自分の弱みや弱点にフォーカスせず、長所にフォーカスして頑張ったら上手くいくズラぜ!? みたいなヤツです。

基本的に発想も思考も、ややネガティブ寄りな素の私(笑)にとっては「頭ではわかっちゃいるけど、なかなか弱みも無視できない」という、スーダラ節の歌詞バリの葛藤が、48歳になった今でも続いてるありさまです(笑)

強みはともかく、コンプレックスを自覚してるところを無視しろと言われても「ハイそうですか」と言えるほど爽やかな大人には、残念ながらまだまだなれそうにありません。

目次

 競合他社との差別化・独自化戦略でも基本となる「強みの強化」

さてこの「弱みと強み」の話、実は商売においても等しく当てはまります。

こと商売に限っては非常に爽やかな私ですので(笑)今日はなぜ、商売では強みを伸ばす必要があるのかという話をしたいと思います。

商品の強み、お店の強み、スタッフの強み、商売において言われる様々な「強み」というのは、そのまま「ウリ」「特徴」を意味します。

ウリ。すなわち商品を売るにあたり、お客様に訴求する為の「武器」となるものです。

「ウリ」こそが、お客様があなたを選ぶ理由になります。

競合他社には無い強み、競合他社よりも秀でた強み、お客様が商品を比較した際の、重要な判断基準にされる部分なわけです。

強みにより一層の磨きをかけ、他の追従を許さないレベルに引き上げる事で、あなたの商品はオンリーワンの座を得る事も可能ですね。

では、商売で言うところの「弱み」はどうでしょう。

強い弱いというのは相対的なものですので、自社の「弱み」は他社の「強み」ですよね。

自社の弱みを克服すると、どういう事が起こるのか。

他社の強みに近付いていくわけです、相手との差が縮まっていくわけですから、他社の強みがだんだんと目立たなくなってきますよね。

もしがっつ本腰を入れてり弱みを克服し、他社の強みに並ぶレベルまで強化すれば、相手の強みを無力化できるという事になります。

 中小企業や個人事業主が、弱みの改善に時間とお金をかけてはいけない理由

「スゴイやん! ええ話やん!! 形勢逆転ですやん!!!」

と言いたいところですが(笑)残念ながらそうはなりません。

理由は二つあります。

ひとつ目は、自社の弱みを他社の強みにまで引き上げても、お客様に選ばれる理由にはなり難いという事です。

他社の強みが相対的に目立たなくなるという事は、他社が選ばれ難くなるというだけの話で、他社を選ばなかったお客様がすべて自社に流れてくるとは限らないわけです。

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同じ強みを持つ第三・第四の会社との四択となるかもしれませんし、四社の強みが甲乙付けがたい場合にお客様がとる行動は「第二の条件」で、四社をさらに「ふるいがけ」する事です。

第二の条件でも強みを発揮しないといけなくなりますね(笑)

自社に強みが出来たんじゃなく、他社の強みが目立たなくなっただけですので、僅差の状態で比較されるか、別の比較テーマを持ち出される事になるわけです。

ふたつ目は、自社の弱みを他社の強みにまで引き上げるのには、時間やコストにおいて相当の投資が必要だという事です。

自分の欠点を他人に自慢出来るレベルにまで引き上げるなんて、並大抵の努力じゃないですよ、受験生が30だった偏差値を70にするようなものですからね(笑)

メッチャメチャ頑張った挙句に、待っていたのが四択だった日にゃ(笑)目も当てられませんよね。

 まずはお店の「ウリ」を見つけて補強しよう!

要するにですね、自社の弱みを他社の強みレベルに引き上げても、選択肢に加えてもらえるというだけで、武器にはなり難いという事なんです。

そりゃまったくの無駄だとは言いませんが、そこに費やした時間やお金の費用対効果を考えると、ずいぶん非効率です。

それだけの時間とお金をかけて他社との差を埋めるくらいなら、自社の強みに磨きをかけて他社の追従を許さないレベルに引き上げた方がよっぽど効率がいいという事です。

私達商売人は、みな選ばれたいと願っているわけですから、選ばれやすい順番に着手すればいいわけですね。

あなたがお客様に選ばれる為に、強みという武器を磨きましょう。

但し、自社の弱みが売り上げを阻害するくらい低レベルな場合は別ですからね。

「いやぁ、従業員の応対が悪いってクレームが多いンすよね~。けどこれってウチの弱みですから、強み伸ばすのを優先した方がいいんンよね!?」

違いますから!!(笑)

買い物をする上での一連の流れは、最低でもお客様を不快にしないレベルである事が最低条件ですよ。

それに達していない状態は、強みとか弱みなんて言葉で語る以前の問題ですので、最低でも「強みではない」と言えるくらいにまでは、早急に改善してくださいね。

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