高飛車な看板

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。

既成概念に囚われまくる販促ツールシリーズ(笑)今回は「看板」です。

看板は非常に身近な場所にあり、歴史もある宣伝媒体です。

あなたの存在そのものを知らせる為、あなたの元へお客様を誘導する為、ここが目的地である事を知らせる為、そこで行われているのサービス内容を伝える為、看板は設置する場所によって明確な使命をもっていますし、それぞれ作り方のセオリーは全く違います。

共通するのは、それぞれスペース的に盛り込める情報量に限りがある為、掲出する情報を絞り込む作業が発生するという事。

目的や設置場所、見る人がどういう状態で目にするのかを総合的に判断し、選択する必要があります。

二本奥の裏路地にお客様を誘導したいと思って看板を設置しても、それを目にするお客様が時速4キロの徒歩で読むのか時速40キロの車から目にするのかで認識できる情報量は全く違ってきます。

2メートル先から見るのか20メートル先から見るのかで、文字の大きさ自体も違ってきます。

・・・ってな概要があります(笑)長い?^^

設置する目的や場所によって、表現する内容は全くと言っていいくらい違ってきますので、今回は主に道路沿いに掲出されている誘導看板をイメージして読んでください。

看板に限らず宣伝広告全般において同じ事が言えますが、POPの目的は「見た人が、そこから何かの情報を受け取り、売り手が望む『次のステップ』に進んでもらう事」ですので、その原則を見失う事なく作成すれば、少なくとも大きくハズす事はありません。

その場所に看板を設置する「目的」を達成する為に、情報の何を削って何を残し、それをどう表現するのかという判断を誤らない事が重要なんですが、いざ作るとなると妙に表現が保守的になってしまう人が多いように見受けられます。

チラシや店内POPを作る時はあんなに自由に作っているのに、いざ看板となると妙に堅苦しい。

おそらく、保守的になってしまいがちになる理由の一つは「掲出期間の長さ」です。

場所にもよりますが、看板ほどPOPとして寿命の長いメディアはありません。

例えば道路沿いのロードサインは最低でも2~3年単位での契約で、途中で内容を変更するには別途意匠料金がかかる為、余程の理由が無い限り解約満了までそのままの内容で掲出を続けます。

お店の正面看板においては、壊れるか激しく退色でもしない限り交換される事はまずありません。

つまり、折り込みチラシみたいに「ダメだったら次!」というスタンスでは作らないわけです。

一度作ったら基本的に変わらない、変えられない、この恐怖心に近い認識が何を引き起こすのでしょう。

私が感じるのは「事実情報しか入れなくなる」という傾向です。

店名、住所、電話番号、地図、そこで営業を続ける限り変わらないであろう情報。

「事実やねんからかまへんがな」と思いますか?

そうですね、ウソつくよりはいいです(笑)

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しかし、それ以前にまず看板そのものの存在を認識してもらう為の工夫は必要だと思うのです。

交差点の角には数年単位で契約したリードサインがひしめき合っています。

たいていは右左折、直進などの誘導指示と共に、それこそ店名、住所、電話番号、地図などの事実情報が掲出されています。

たまたま小さめの有料広告枠が集まったタウンページや、同じ大きさの枠で囲まれた求人ページを開いてしまったように感じます(笑)

タウンページや求人雑誌のように、「ヨシ、読むぞ」という能動的な気持ちで街の看板を見る人は少数です。

看板の方から通行人の目に飛び込んで来るくらいじゃないと素通りされてしまいます。

ひしめく看板の中から、あなたが読んで欲しい事実情報にたどり着いてもらう為には、それ以前にあなたの看板そのものに気付いてもらう為の工夫が必要です。

意外にも、通行人に語りかけてくるような看板は少ない。

看板面積の中で文言をこねくり回しているだけで、どういう環境でそれが掲出されるかまで想定していない看板がとても多い。

実際には交差点に10点以上の有料広告が並ぶのに、上下左右、隣の看板と同化して見えるような構成では、気付いてくれと言う方に無理があります。

直進道路で車がノンブレーキで走り抜ける場所に、細々と住所や電話番号が書かれた看板を出して「さあ読んでくれ」と言う方に無理があります。

ドライバーがフラッシュ暗算でもマスターしてれば別ですが、多分そんな事はありません(笑)

もっと言葉で、色で、レイアウトで、出来る事はいろいろあるはず。

誰かにとって必要な情報でも、そこに必要な情報があるという事に気付いて貰えなきゃ存在する意味はありません。

読んだ人に、どう行動して欲しいのか。

それを読む人は、どういう状況で目にするのか。

その状況で読んでもらうには、どういう工夫をしたらいいのか。

看板に限らず、広告宣伝はこのステップで考えないと適正な広告効果が得られません。

情報は、伝えてナンボです。

あなたが発信する情報は、適切に伝わっているのかをもう一度振り返ってみましょう。

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